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火鉢(2001年12月)
今回の作業風景は、火鉢です。(火鉢といっても、ガラスをのせた座卓テーブルです。)
この火鉢を、ご注文していただいたお客様は、当初、家の中に囲炉裏を入れたいとの事でした。ですが、来店された時、店内にある自然形の楓材の火鉢を見て、「もっと直径の大きい物があれば、火鉢でも良い。」との事でした。直径の大きい材料で、火鉢用に10年近く乾燥した、栃の木のコブで、中が空洞になっている物があったので見せたところ、大変気に入っていただき、ご注文していただきました。
高さ約70cm,直径約1m20cmの栃の木のコブを、お客様に見せました。
半分にカットして、高さ約35cmにしました。画像(手前右)の物で加工に入ります。
画像ではわかりづらいですが、中に黒い線を書きました。銅板が入れやすいように黒い線の中を削ります。
外回り、内回り(画像)を磨いているところです。
磨き終わったら、中に入れる銅板を板金屋さんに加工にだします。
中の銅板が、仕上がってきました。
銅板の縁回りが高くならないように、火鉢の内側を6mmほど、彫ります。彫った所に銅板の縁回りを一段落とします。
下塗りが終わり、底に置く底板を形に合わせて作りました。
あらかじめダンボールで形をとって、ガラスを注文しておいた物が、出来上がってきました。
仕上げが塗り終わり底板を取り付け、銅板を落とし込み、ガラスをのせて完成です。
後記 この火鉢は、冬は実際に火をつけて、中で魚を焼くそうです。そのために、内側に石綿がまいてあります。夏になったら、ガラスを置いて、座卓テーブルとして使うそうです。
出来上がりサイズは、直径約1m20cm、高さ約36cmで、底板の厚み約3cm、ガラスの厚み約6mmです。
板金屋さんに約4万円、ガラス屋さんに約4万円、火鉢30万円、合計38万円でした。
作った私が言うのも変ですが、とても良い物が出来ました。
納品時に、とても喜ばれました。
道の駅ちちぶ(2001年7~8月)
今回は、作業といっても、加工風景ではありません。
地元、秩父市に出来ました、ドライブイン「道の駅 ちちぶ」の紹介です。
7/19にオープンし、秩父市で運営している「道の駅 ちちぶ」は、秩父の特産品、土産品はもちろん、レストラン、24時間無料の駐車場、トイレありの、秩父市観光インフォメーション付の総合ドライブイン(休憩所)です。
その中の一部で、特産、名産品として、新井木工所も少しばかりですが、木工品を販売しています。
今回は、「道の駅 ちちぶ」で、販売している商品を紹介致します。
左側 菓子器 1,500円~
右側 茶托、コースター(2ヶ入り) 900円
左側 花台(小) 950円~
右側 まな板(小) 1,200円~
丸太イス 4,800円
帽子掛け 6,000円
店内の写真です。 秩父の特産品が、そろっています。
店外の写真です。 営業時間 9:00~19:00
後記 店内には、秩父市内の製造業者中心の、土産品が、数多く並べられています。
少ないスペースにて、木工品を販売しています。本当でしたら、大きい座卓、テーブル、各種木工品等も出品したかったのですが・・・
でも、秩父に遊びにきた人には、新井木工所の良いPRの場所となるでしょう!
二枚合わせテーブル(2001年5月)
今回は、杉材の二枚合わせテーブルの加工風景です。
当方のホームページを見ていただき、お問い合わせが来ました。
以前、ホームページで杉材の座卓テーブルを出してあったのでですが、
「ホームページに出ている杉材の座卓テーブルが気に入ったのですが、サイズが少し小さいので、注文で作ることは出来ますか?価格はどれくらいですか?希望サイズは、長さ150cm、巾70~80cm、高さ38cmです。滋賀県ですが、メールのやり取りだけで注文は可能ですか?」という事でした。
杉材の一枚板で、巾70~80cmの乾燥材が無い為、二枚合わせテーブルをお薦め致しました。
二枚合わせとは、巾35~40cmの板2枚を、並べてはり合わせた物です。(仕上がり巾70~80cm)
外側は、自然の皮肌で、内側同士を、まっすぐに切った物をはり合わせます。価格は8万円。メールだけでも注文OK。ということで、ご注文を頂き、作業が始まりました。
よく乾燥した杉材で、似ている材料(節、木目等)を選び、厚みをそろえます。
厚みをそろえたあと、2枚を合わせるため、板の内側をカットしているところです。
内側を切り落としたところです。
内側を切り落とした板を、2枚並べてみました。
カットした内側に、はがれ止めを入れて接着剤を塗り、張り合わせます。
張り合わせた板の加工に入ります。
まず、長さを決めてカットしました。
外側(自然の肌)を磨いています。
表面を削ったものを、ペーパーで磨いているところです。
最後に、角を磨きます。
仕上がった天板の下塗りが始まります。
脚の作業が、始まります。
あらかじめ、皮をむいておいた同じサイズの丸太(よく乾燥したもの)を4本選び、高さをそろえたあと、ペーパーで磨きます。
磨き終わった脚を、塗っているところです。
仕上がった脚の上に、塗りあがった板をのせて、テーブルの出来上がりです。
後記 ご注文をいただいてから、完成まで約2週間かかりました。遠方からのご注文ということで、来店も難しく、メール等の連絡だけでしたが、「製作の過程を見ると、よりいっそう、テーブルに愛着がでる」という事で、信頼もかねて今回の5・6月の作業風景のように、製作途中の画像を数回に分けて送りました。とても喜んでいただきました。
一枚板のテーブルは、材質、木目、傷の有無によって価格に違いがありますが、基本的には、テーブルの板の巾によって価格が変動します。
丸太を、横に切った輪切り(年輪が回るくでている物)ではなく、丸太を、縦に切った板目の場合、巾が、約40cmまでは安いですが、それ以上の巾になってくると、材料の丸太が高くなってきます。
太い丸太は、年々少なくなってきていて、大きい丸太は仕入れの時点で競争になり、高くなり、巾の広いテーブルを作る材料の板が高くなってしまいます。
予算が少なくて、巾の広いものがご希望の場合、二~三枚の張り合わせテーブルを、お勧めいたします。
今回の二枚張り合わせテーブルは、仕上げて80,000円でした。
一枚板で、巾75~80cmですと、材質等で違いがありますが、最低でも仕上げて15万円~してしまいます。
何か、ご不明な点、質問したいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
来店もお待ちしております。
看板板(2001年4月)
今回は、看板の加工風景です。老舗の新井武平商店(味噌、醤油の製造、販売、その他加工食品等)の新店舗出店(支店)の為、看板を注文していただきました。
埼玉県の中心都市として5月から、さいたま市(浦和、大宮、与野)となり、それにあわせて、GW・連休前の4/20頃に、さいたまスーパーアリーナ内に新規店舗をオープン致しました。
その店舗内に、看板を掛けたいとの事で、4月上旬に注文を頂きました。
納期まで時間がないので、チョット忙しい仕事です。
まずは、字体を書いてきてもらいました。(コンピューターでも出来ます。)
看板を掛けるスペースの都合上、2割ほど縮小しました。
看板を掛けるスペースや、文字の大きさに合わせて、よく乾燥した板を5枚用意しました。(上から、セン、ケヤキ、ケヤキ、イチョウ、スギ)
この時点で、再度来店してもらい、1枚選んでいただきました。一番上のセンの木(材質)で、加工することになりました。
希望の長さにカットしてから、板の表面、裏面、自然の皮肌を削って磨いて、塗装する前の段階まで仕上げます。
仕上げた板の上に、文字を貼ります。
機械を使ってですが、手彫りの感じを出しながら彫っていきます。
彫り終わった字の中に、希望の色を入れます。
今回は、黒を入れました。
この看板は、掛ける物ではなく、屋根の上に乗せるらしく、足を履かせたいとの事で、足を加工して、塗装しているところです。
奥が一度塗った物(透明色)、手前はまだ塗る前です。
上塗りをして仕上げてから、足をはめて完成です!!
後記 PR用の写真を撮影するということで、4/11の朝に、取りに着ていただきました。その日のうちに取り付いた様です。まだ、オープンしたお店に行っていませんが、今度行ってみたいと思います。お近くの方で、興味のある方、スポーツ、コンサート、各種イベント、スーパーアリーナに出かけた方、是非一度行ってみてください。秩父の特産品も販売しています!
価格は、長さ、巾、厚み等で違いはありますが、板を仕上げた状態で、今回の5枚は各2万~5万円です。ちなみに、今回注文頂いた板のサイズは、仕上がりで、長さ約1800mm、巾約400mm、厚み約400mmでした。
その他、文字の彫り、塗り料金が別にかかります。どちらかといえば、板の価格よりも、文字の加工の方が高くなります。(文字の大きさや、数によって違いますが、時間がかかる為)
自然の形を利用した看板をお考え中の方は、見積もり致しますので、お気軽にご連絡下さい。
一枚板テーブル(2001年3月)
ネットを通じて、初めての(11月にホームページを開いてから)、注文製作したテーブルの作業風景です。
東京都のTさん、新築した家に一枚板の食堂テーブルを置きたいというご注文でした。予算金額が約20万円で、長さ2m、巾70~80cmの食堂テーブルがほしいとの事でした。
4月2日に引っ越しということで、2月下旬に来店していただきました。
素人さんには材料を見ただけでは判断は難しいということで、多少、予算金額をオーバーしてもいいから、なるべく良い物をということで、二卓作って、気に入った一卓を選んでもらうことになりました。 3月下旬に、もう一度来店して、好きな方を選んでいただきました。
入金後、4月1日に梱包、発送致しました。
予算にあった(サイズ等)テーブルを作るための材料を選び出します。
良く乾燥したトチの板を、2枚選びました。
長さ2m20cm、巾80cmの板を、表・裏の反り(ひねり)を、削った物です。
木口の乾燥ヒビを取り除き、2mにカット後、自然肌の部分を磨き、表・裏も磨き上げました。
下塗り塗料を、塗り始めているところです。
足は、ヒノキの根元の部分の丸太を、半分に切った物を利用しました。
一枚板は重みがあるので、滑り止めだけでOKです。
右が磨く前、左が磨き後のものです。
皮は、あらかじめ乾燥前に、水圧でむいておきます。
二枚、天板を仕上げました。
この時点で来店してもらい、どちらか一枚を選んでもらいました。
こちらのテーブルを選んでいただきました。
もう一枚のテーブルは、近いうち店舗に並ぶでしょう。
4月1日に発送致しました。
4月2日(日)に、新築した家に引っ越しをするということなので、引っ越して落ち着いた頃(2日、夕方)に着くように、時間指定で送りました。
後記 予算が多少オーバーしましたが、税込み、送料込みで、約24万円でした。
材質、傷の有無、木目(模様)によって、かなり価格の違いがありますが、一枚板のテーブル、座卓がほしい方は、お気軽にご連絡下さい。 もちろん、来店は大歓迎です。
店舗、作業場、乾燥した材料を是非一度見に来てください。 よろしくお願い致します。
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