新井木工所|一枚板テーブル(座卓・ダイニング)、カウンター、木工品など、ケヤキを中心に、天然木・無垢材で、製造・販売しております。

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ニュース

二枚合わせテーブル(2001年5月)

今回は、杉材の二枚合わせテーブルの加工風景です。
当方のホームページを見ていただき、お問い合わせが来ました。
以前、ホームページで杉材の座卓テーブルを出してあったのでですが、
「ホームページに出ている杉材の座卓テーブルが気に入ったのですが、サイズが少し小さいので、注文で作ることは出来ますか?価格はどれくらいですか?希望サイズは、長さ150cm、巾70~80cm、高さ38cmです。滋賀県ですが、メールのやり取りだけで注文は可能ですか?」という事でした。
杉材の一枚板で、巾70~80cmの乾燥材が無い為、二枚合わせテーブルをお薦め致しました。
二枚合わせとは、巾35~40cmの板2枚を、並べてはり合わせた物です。(仕上がり巾70~80cm)
外側は、自然の皮肌で、内側同士を、まっすぐに切った物をはり合わせます。価格は8万円。メールだけでも注文OK。ということで、ご注文を頂き、作業が始まりました。

 

よく乾燥した杉材で、似ている材料(節、木目等)を選び、厚みをそろえます。

 

厚みをそろえたあと、2枚を合わせるため、板の内側をカットしているところです。

 

内側を切り落としたところです。

 

内側を切り落とした板を、2枚並べてみました。

 

カットした内側に、はがれ止めを入れて接着剤を塗り、張り合わせます。

 

張り合わせた板の加工に入ります。
まず、長さを決めてカットしました。

 

外側(自然の肌)を磨いています。

 

表面を削ったものを、ペーパーで磨いているところです。

 

最後に、角を磨きます。

 

仕上がった天板の下塗りが始まります。

 

脚の作業が、始まります。
あらかじめ、皮をむいておいた同じサイズの丸太(よく乾燥したもの)を4本選び、高さをそろえたあと、ペーパーで磨きます。

 

磨き終わった脚を、塗っているところです。

 

仕上がった脚の上に、塗りあがった板をのせて、テーブルの出来上がりです。

 

後記 ご注文をいただいてから、完成まで約2週間かかりました。遠方からのご注文ということで、来店も難しく、メール等の連絡だけでしたが、「製作の過程を見ると、よりいっそう、テーブルに愛着がでる」という事で、信頼もかねて今回の5・6月の作業風景のように、製作途中の画像を数回に分けて送りました。とても喜んでいただきました。

一枚板のテーブルは、材質、木目、傷の有無によって価格に違いがありますが、基本的には、テーブルの板の巾によって価格が変動します。
丸太を、横に切った輪切り(年輪が回るくでている物)ではなく、丸太を、縦に切った板目の場合、巾が、約40cmまでは安いですが、それ以上の巾になってくると、材料の丸太が高くなってきます。
太い丸太は、年々少なくなってきていて、大きい丸太は仕入れの時点で競争になり、高くなり、巾の広いテーブルを作る材料の板が高くなってしまいます。
予算が少なくて、巾の広いものがご希望の場合、二~三枚の張り合わせテーブルを、お勧めいたします。
今回の二枚張り合わせテーブルは、仕上げて80,000円でした。
一枚板で、巾75~80cmですと、材質等で違いがありますが、最低でも仕上げて15万円~してしまいます。

何か、ご不明な点、質問したいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
来店もお待ちしております。

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