新井木工所|一枚板テーブル(座卓・ダイニング)、カウンター、木工品など、ケヤキを中心に、天然木・無垢材で、製造・販売しております。

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つい立(2002年4月)

今回の作業風景は、つい立です。
以前、欅の座卓テーブルを、ご購入して頂いたお客様、長野県のS様。
前回は、遠い所、ご来店してご購入して頂きましたが、今回は、メールにてご注文を頂きました。
「材質は欅、栃等で、サイズ巾1m30cm、高さ1m程度で、予算15万円前後で、つい立がほしいのですが。。。」というメールを頂きました。木目や厚み等、詳細部はお任せのご注文でした。
出来上がりまで、特に希望日がなく、時間に余裕があるということで、自然形の一枚板を乾燥材の中から選び出しました。時間に余裕があるという言葉に甘えてしまい、今回S様には納品に時間がかかってしまいました。自然形の一枚板は、形や木目でイメージが違いますから、欅材で、似たような板(サイズ、価格等)、3枚を加工し、仕上がった3枚のうち、気に入った1枚を選び、ご購入して頂く事になりました。

 


画像では2枚ですが、よく乾燥した欅の自然形の板、3枚を選び出し、加工に入りました。

 

極端に変形しているところを(白線部分)、チェーンソーでカットするところです。

 

スライス盤で、乾燥中にでた反りを、表と裏を水平に削り取っているところです。

 

チェーンソーでカットしたところをカッターで、自然ぽく加工したところです。

 

削り終わった板を、表、裏面、自然のところを磨いた後、塗装に入ります。(この3枚が、つい立に仕上がります。)

 

一枚板のつい立の脚ですが、板に直接脚を取り付けるのではなく、同じ材質(欅)で、角材を板の底の部分にあわせて、深さ1cmほど彫ります。その角材を板に取り付けます。

 

脚の加工です。
つい立の底に取り付ける角材にあわせて、脚の部分を切り取ります。

 

四角い脚材を、帯ノコで形どり、その後切った脚を磨きます。

 

ボルトと接着剤で、つい立の底部分に、形に彫り合わせた角材を取り付けます。

 

つい立、脚を仕上げて取り付けた、完成写真です。
仕上げた三枚を写真に撮りメールにて送りました。その中からこのつい立を選んで頂き、ご購入が決まり商品代引きにて発送致しました。

 

後記 久々に、つい立を作りました。(約1年ぶりでした。)
材質や模様等により、価格には巾がありますが、基本的に大きさによって価格が決まってきます。
自然の形を利用して仕上げますので、出来上がるととても綺麗です。
横の形や縦の形等、色々乾燥材がありますので、玄関や目隠しにいかがですか?

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